2017年12月30日

時間

昨日で御用納も終わり、今日はさぞ忙しくなるだろうと思ってMIOROSを開店させた。
昨年、一昨年と続いて12月は29日から東六甲展望台には一年の仕事を終えた人達がやって来て賑わった。
ところが、ところが・・・
今年は全く人が寄り付かない。
天候が特に悪条件でもなかったのに。
フル回転で働くつもりが空振りになった。

暇を持て余し、テラスでぼうっとして時間が流れる。
これでは一日中公園のベンチに座っているボケ老人と同じではないかとさえ思ってしまう。

私の人生、「時間を持て余す」なんてことはなかった。
連日、原稿の締め切りに追われ、飛行機の中やタクシーの中でも手書きの原稿を書いていた頃が懐かしい。

「自分に与えられた時間が余るようになる」
これって、老いた人間の宿命であることはわかっているのだが、もうそれかい!

「時間を大切にしろよ」
子供の頃、両親からよく聞かされた言葉である。
小学生の頃、「テレビを見るのは食後の30分だけ」と決められて育ってきた。
後は部屋で勉強するように言われたが、当時の私にそんな気もなく、こっそりと落語を聴いたりしていた。
そんな時間の使い方が、後になってお笑い作家に導いてくれた訳であるからして、結局時間の使い方は間違っていなかったのかも知れない。

さてさて明日の時間はどう流れるのだろうか。
有料道路内にあるMIOROSでは、自分一人の力では難しい。

こんなボヤキを書いている間にも時間は流れて行く。
これこそ時間の無駄だったのかも。



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2017年12月28日

極寒地獄

寒い!
今年の冬はきつい。
連日、東六甲展望台の気温は真昼でも零度。
勿論こんな場所に好き好んで来る人はいない。
やたらテンションの高い人達がいると思えば、「わ」ナンバーの中国人観光客。
以前は「爆買い」したり、店でどんどん注文してくれたが、最近の中国人観光客は変わった。
店内を一周して出て行く「冷やかし」が増えた。

私は芸能界で「一匹狼」を貫き続けてきた。
芸人時代〜作家時代まで。
でも、ここにきて六甲山上での一匹狼は辛すぎる。

今年もあと僅か。
この一年間、作家らしきことは何もしていない。
情けない・・・。
仕方ない。戦力外通告される年になったのだから。

私の人生、最後の砦MIOROS。
今年というか、新年早々の「ご来光営業」やります!
除夜の鐘がなって暫くした後、MIOROSは「初日の出」まで営業致します。
2017ご来光.JPG

posted by hagiwarayoshiki at 00:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月23日

田中角栄さん裏話

昨日の続きです。
約千人も集まった「田中角栄先生を囲む会」
割れんばかりの拍手に迎えられて、角栄先生がご入場です。
ただ正面を向いて歩いておられる訳ではなく、顔は天井を向いたままでした。
お付きの方がお座りになる椅子を引くと、天井を向いたまま着席されました。
「上を向いて歩こう・・・じゃないが、それは良しとしても、上を向いたまま着席するなんて」
ステージ上からその様子を見ていた私は驚きました。
おそらく常にそうされているので馴れていらっしゃるのだろう。

歌謡ショーが始まりました。
フルオーケストラをバックにアン・ルイスさんを始め、次々と売れっ子歌手が歌います。
会場は大盛り上がり。
しかし・・・角栄先生は全くステージに目もくれず、相変わらず天井を向いたまま。
勿論歌の終わりに拍手などされる様子もなく、腕組みされたまま。

こうして歌謡ショーが終わったのですが、幹事さんが私のところに来て、
「司会の方、先生に一曲歌っていただけるようお願いしてください」と。
私は困りました。
何が気に入らないのか、ずっと天井を向いたままの角栄先生に「歌ってください」は失礼ではないかと。

恐る恐る角栄先生の所へ行き、
「先生、一曲お願いします!」
とマイクを向けると・・・。
先生はやはり天井を向いたまま、なんと私からマイクをもぎ取ったのです。
そして、いきなり歌い始めました。
モノマネでお馴染みのあのガラガラ声で。
何の曲だったか忘れましたが、十八番のようで会場は大拍手。
オーケストラは慌てて伴奏を始めます。
さすがプロですね。打ち合わせもないのに先生のキーに合わせて伴奏できるのですから。

記憶は曖昧なのですが、おそらく3曲ほど歌われたと思います。
「先生!素敵な歌をありがとうございました!」
上機嫌で絡んでもらえると思いきや、私の顔も見ずにさっさと元の席へ。

パーティも終わり、最後に出演者一同と先生とで記念撮影をすることになりました。
勿論先生が中央で、出演者が取り囲む格好で。
私は先生のすぐ後ろです。
「では撮ります」
カメラマンがそう声をかけるも先生は相変わらず天井を向いたままです。
「撮りますよ。ハイ、チーズ!」
と、その瞬間です。
なんと先生は急に正面を向かれたのです。一瞬のカメラ目線でした。
パシャッ!
次の瞬間、また先生は天井を向かれました。

そして退場の時も天井を向いたまま。

結局、先生が正面を向かれたのは、自分の歌の時と記念撮影のほんの一瞬のみ。

これが政治家か・・・20歳そこそこの私にとっては苦いような面白い体験でもありました。

さて「超大物との遭遇裏話」次はどなたにしましょうか。
今のところ予定しているのは「矢沢永吉さん」、「栗原小巻さん」、「元横綱、曙関」です。


posted by hagiwarayoshiki at 22:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする