2019年06月10日

点と線

以前から気になっていた「万引き家族」を昨日観た。
家族という絆が危うくなっている今の時代に対するメッセージを感じたが、驚いたのは作品全体の構成であった。

やたら「点」ばかりで「線」を大きくカットしてしまっている。
ドラマにおける「点」というのは、事件であったりの現象である。
一方の「線」とは、何故そのような事件が起こるのかというプロセス。
つまり、よく出来たドラマとは、上手に「線」を作ってから「点」へと持って行き、観客を魅了する。

脚本を勉強中の方が陥りやすいのが、「点」ばかりで「線」が弱いことが多い。
つまり自分だけ納得している「独りよがり」になってしまう。
脚本の勉強をしていた若い頃、同僚の作品にこれが多くて先生からよく注意されていたっけなぁ。

この「万引き家族」は、あえて「点」ばかりで「線」をなくしている勇気に恐れ入った。
案の定、ベタなオバサンの印象は「面白くなかった」らしい。

それにしても私の住んでいる町には、これに近い家族が多そうなので、それが身につまされた。
posted by hagiwarayoshiki at 22:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月06日

歌ネタ

今日は久しぶりに北新地へ。
閑古鳥が鳴いているのかと思いきや賑やかだったので驚きもあり、何故か嬉しい気分になった。

北新地に行ったのは、とある芸人さんから新ネタのご相談があったから。
それは「歌ネタ」であった。

ここ暫くネタを書いていない私にとっては不安であったが、喜んで引き受けることにした。

私の原点は「歌ネタ」である。
高校2年の時、アマチュアで歌ネタを中心の漫才を披露したところ、それが大爆笑となり、当時の人気テレビ番組にも呼ばれて、私の「お笑い人生」が始まった。

明日の朝も早い勤務だが、まだ眠ず悶々としている。
決して悪い「悶々」ではない。
自分の原点に「お笑い作家」として戻れる快感の悶々だろう。
「嗚呼、こうした宿題を抱えて昔は毎日暮らしていたのだなぁ」と。

サブローさん、老いた私に機会を下さってありがとうございました。
posted by hagiwarayoshiki at 00:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月26日

チゴイネルワイゼン

暑い!
メッチヤ暑いので、今日の仕事は午前中のみにして、午後から家にいた。
日頃、余り時間に余裕がないので、今日くらいは映画でも観ようかと。勿論ネットだが。

「真木栗ノ穴」という妙なタイトルを見つけたので観ることに。

内容は、そこそこ引き込まれる出来で最後まで観ることができた。
でも、ラストに近くなるや、昔観たことのある映画にそっくりなことに気がついた。
それは、鈴木清順監督の名作「チゴイネルワイゼン」

「生」と「死」の狭間に「切通し」が登場するのは「チゴイネルワイゼン」そのままである。

「パクリなのか?」
とも思ったが、昔の名作を模倣するなら良いと思った。

何しろ「今どきのダサク」は、「奇をてらえば良い」とばかりに安易なモノが多すぎる。

まぁ私にとっては、つかの間の休み時間。
そこそこ楽しめたから良かったですけどね。

それにしても暑い。
昨年までの夏は六甲山の涼しい場所にいたのだから、久しぶりの下界の猛暑だ。


posted by hagiwarayoshiki at 23:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする