2017年11月13日

パニック状態に

昨日が余りにも暇だったので、今日のMIOROSは応援スタッフを断って一人で店に出ることにした。
ところがである。
お昼頃から怒濤のようにお客様が次々と来られた。

お客様の注文を聞く。
料理を作ってお出しする。
レジ精算をする。
そして食器を洗う。

これを一度に4〜5組も一人で同時にしなければならない。
「ぜんざい10人分くださいな」
そんな忙しい最中に団体客も来られる。

慌てすぎてグラスを割ってしまったりする。
忙しすぎてお昼も食べ損ねた。

「萩原さん、厨房とフロアーを一人でやって行くのは大変ですよ。忙しくなったら必ずパニックになって、自分が今何をしているのかすらわからなくなるのですよ。そうなったら二時間は元に戻りませんから」
これはオープンにあたって大変お世話になった須磨の尾崎からのお言葉。
この言葉を肝に銘じて、絶対にパニックにならないよう心掛けてきた。

でも料理を準備している間にも、どんどんお客様は入って来られて注文される。
とにかくご注文をお聞きして、まずは料理をお出しすることに専念する。
ところがである。
「お皿こちらに置いておきますね」
と、次々と食事を終えたお客様が空いた皿を持って来られる。
「いいですよ。テーブルに置いておいてください」
「いいえ、お一人で大変そうなので」
優しいお客様ばかりだが、こちらとしては有難い迷惑でもある。
狭い厨房の中が、これからお出しする皿と、空いたお皿でてんこ盛りになってしまう。

まぁ、今日はパニックにまでは至らなかったが、過去を振り返ってみると様々なパニック状態の時もあった。
「お腹が空いたので、何か食べるものをくださいな」
と、25人の団体が来られた時にはマイッタ。

東六甲展望台は不思議な場所である。
全くお客様が来ないと思いきや、一度にどっと来られる。

私がこの店を始める前、チェーン店を持つお店が経営に乗り出したものの、次々と廃業されていった。
その意味がよ〜くわかる。
人繰りがつかない店なのである。

でも疲れた。
昨日は精神的に。
今日は肉体的に。
夕方、手のひらがマヒした。

嗚呼、私は何をやっているのだろう・・・。
もっと精力を注ぐことがあった筈なのに・・・。


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2017年11月12日

最悪の日

今日は11月11日。ぞろ目だから縁起の良い日になるかなぁ。
そう思って、朝車のエンジンをかけたらバッテリーがやられていて車は動かない。
最悪。
仕方なくバスで東六甲展望台に向かうことにした。
バスは多くのハイカーで超満員。都会のラッシュ状態で店に向かった。
最悪。

東六甲展望台に到着。
土曜だから、さぞや多くの車が停まっていて開店時間が遅れたことを悔やむ・・・と思いきや一台も車の姿がない。
最悪。

でも午後になれば車の数も増えるだろうと期待していたが、まるで平日並み。
僅かな常連さんに助けられただけ。
最悪。

このところ、めっきり観光客の数が減った。
紅葉の時期で、例年なら忙しい筈なのに。
この道路もそのうち「死のロード」になるのだろうか。

そんなことを考えていたら、夕方に訃報が届いた。
私が「商売の恩師」と崇める高校時代の先輩が亡くなったという知らせ。
若い頃、姫路で婦人服の店をやっていた頃から沢山商売に関する知恵を与えてくださった方である。
常に明るい笑顔が絶えない方だった。

親しい人が次々と天国に旅立ってしまわれる。
私一人が取り残された気分になる。
辛い。

事務所の弟子達もみんな去って行った。
これは私が不甲斐ないので仕方のないことだが。

日も暮れて、殆ど車もいない真っ暗な展望台で一人孤独感を味わう。

「こんな店、最初から辞めておけば良かったのかも」
今更遅い。

私は「常に悔いのない人生を送ろう!」と決めて65年も生きて来たが、今になって悔やむことが多すぎる。






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2017年11月07日

姫路へ

今日は故郷の姫路に野暮用があったので、MIOROSはいつもより早く閉店させてもらって電車で向かった。
車窓から見る風景は年々変わって行くのがわかる。
当然のことだが、駅前の看板がやたら中央進出組が多くなったと感じる。

「姫路は景気悪いですよ。神戸はそうでもないでしょう?」
久しぶりに立ち寄った懐かしいお店に足を運ぶと、そう言われた。
私は返答に困った。

神戸のお店の人からは「神戸は景気が悪くってね。大阪はそうでもないでしょう?」
と言われた思いがあるからである。

ところが大阪は、東京と比較にならない程酷いのが現状だ。

格差社会がどんどんエスカレートしていることはわかるが、地方も置いてけぼりをくらっているのが実情のようである。

まぁ、これまでの日本社会が良すぎたのかもしれない。
今後この国は、アメリカや中国のように、格差社会やら中央集権化が加速して行くであろうと思う。

そのことで何が失われるのか・・・。
人の情とか、優しさが消えて行く時代になるのであろう。

posted by hagiwarayoshiki at 23:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする