2018年01月14日

ピン芸人、今昔

ピン芸人と呼ばれる人が、この10年余りで急増した。
派手な瞬間芸で注目を集める人気者も多いが、私が注目したいのは「松本クラブ」だ。
彼の人間観察力は凄いと思う。

私もピン芸人時代が二度あった。
「ダッシュとんぺー」「団五郎」と二度芸名を変えて。
でも今思えば恥ずかしいような質の低いネタばかりやっていた。

私と同じ年で「すわしんじ」さんがいる。
ドリフの付き人が長く、ドリフの番組に出演されることが多かったのだが、ピン芸人としての力も凄い。
テレビでは放送できないブラックネタが多かったが。

その昔、私は「早野凡平」さんに憧れすら感じていた。
帽子のネタばかり有名だが、私が好きになったのは「魔法のじゅうたん」ネタ。

魔法のじゅうたんに乗って空を飛んでいる凡平さん。
大地震が日本列島を襲い、魔法のじゅうたんで空に逃げることができたという設定である。
魔法のじゅうたんには様々な生活必需品が積み込まれてある。
それを順に説明して行く訳だが、最後にトランジスターラジオにスイッチを入れる。
「先ほどの地震の被害状況を申し上げます」とニュースが聴こえる。
「東京都内は特に被害はなかったのですが、行方不明者が一名」
これがオチ。
posted by hagiwarayoshiki at 20:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

タイヤチェーン

今朝起きると予想通り、MIOROSの東六甲展望台まではチェーン規制になっていた。
「やめよかなぁ」
そんな気にもなったが、取りあえずは店を開けることにした。
チェーン規制なので、途中の道でタイヤチェーンを装着することに。
だが寒い!手がかじかんでいうことをきかない。
右手の指が余りにもの寒さに、間接がおかしくなって変な方向に曲がったまま戻らなくなった。
芦有ドライブウェイの事務所に立ち寄り、暖をとらせてもらった。
ありがたかった。

こんなにまでして店を開ける意味があるのだろうか・・・。
開店準備をしながら思う。
勿論、車は一台も来ない状態。
その時、店の電話が鳴った。
「今日、お店やっていらっしゃいますか?」と。

暫くして、その電話の方である常連のお客様がご来店された。
「良かった!こんな日だからお店を閉めていらっしゃるかと思っていましたのよ。閉店されていたらどうしようかと思っていましたの」と。

その常連のお客様と会話が弾んだ。
互いに「救いの神」であるからして。

今年の冬はかなり厳しそうだが、収益は別として「人とのつながり」を大切にしなければ・・・と、肝に銘じた次第です。

posted by hagiwarayoshiki at 00:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月11日

超大物との遭遇裏話「矢沢永吉」編2

昨日の続きです。
司会の私は取り敢えずキャロルの紹介だけすませると楽屋へ。
「楽な仕事だなぁ。紹介するだけでOKなんだから」
そう思って楽屋で一息ついていると・・・。

「団ちゃん(私))大変だ!矢沢がのらねえと一曲でステージを下りてきちゃった」とマネージャーがあたふたとやって来た。
キャロルの持ち時間は50分。
それが僅か5分でステージから下りてしまったらしい。

「取り敢えず、団ちゃんステージをつないでおいてよ」
「ええっ?僕が?」
「だって司会者でしょ」

仕方なく再びステージに。
客席はざわざわとしていて、不穏な空気に包まれていた。
そりゃそうだろう。キャロル見たさにやって来たのに、一曲でステージから消えてしまったのだから。

「あのぅ、ええと・・・暫く私とお付き合いくださいませ」
焦った私がそう言うと、前列にいた若いヤンキーばりばりの男の客が、
「なんで、おめえに付き合わなきゃならねえんだよう!」
腕組みをしながらすごんで来た。
周囲の客も「そうだ、そうだ」と。

こころが折れそうになった私だが、気持ちを立て直し、
「やっぱり人気者は凄いですね。キャロルもそうですが、三船敏郎さんなんか凄い。ビールのCMで一瞬ビールを飲んで泡をプワ〜っと吹くだけで1億円ですよ。うちの隣りのオッサンなんか、この間泡吹いて死んだちゅうのに」
何をしていいのかわからずパニックになった私は漫談を始めました。
「知らねえよ。おめえの隣りのオッサンのことなんか」
また前列のヤンキー客が、腕組みをして睨みながらヤジって(?)きました。

「話を変えましょう」
「話なんかいらねえよって言ってるだろうが!」
「この前、電車に乗っていますとね・・・」
「なんでおめえが電車に乗った話を聞かなきゃならねえんだよ!」

こんな状態が30分以上も続きました。
まだキャロルの持ち時間は残っています。
私は「針の筵」の状態です。

ステージの横(舞台の袖)に目をやると、マネージャーが両手でOKサインを。
ボロボロに傷ついた状態でステージから下りた私に、
「お疲れ様。次のバンドに早くスタンバってもらえるようにしたから」と。

結局、キャロルとの仕事はこれっきりでしたが、今でもあの地獄のステージは深く残っています。

その後、そのマネージャーから呼び出しを受けました。
「君を売り出したいのだよ」と。
そのプランを聞かされて驚き。
「君は『ヘンテコマン』と名乗り、都内のデパート屋上とか、歩行者天国に出没して、今の政治の不平不満を大声で怒鳴り散らすんだ。デパートの屋上からぶら下がって叫び続けてもいいかな」
「そんなことをして警察沙汰になりませんかね」
私が躊躇して言うと、
「警察沙汰になれば成功だよ。話題になる。君も有名になる」

結果、そんな度胸もなかったので、お蔵入りに。
でも「ヘンテコマン」というキャラクターだけは暫く使わせてもらいました。
アイドル歌手の司会に、「ヘンテコマン」として登場。
ラメのTシャツに海水パンツをはいて、地下足袋にスパンコールのマント姿といういでたちで。

今思えば、警察沙汰になってしかるべきという度胸のなさが私の弱点であったのでしょう。

まぁ吞気に昔ばなしを語っていますが、現実は散々。
昨日今日と六甲山に雪が降り、連日営業できない状態になっております。
明日もおそらく「チェーン規制」に。

いったい私は何と戦っているのだろうか・・・。
posted by hagiwarayoshiki at 00:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする