2017年06月17日

ウクレレ

MIOROSでは夏期間BGMをハワイアンにしている。
ハワイでは有名な女性コーラスグループ「ナレオ」の曲。
「ここはオアフ島のタンタラスの丘にどこか似ていますね」
店をオープンした頃、お客様がそうおっしゃっていたので、六甲山で夏はハワイ気分になってもらうことにした。

ハワイアンといえば、私は小学2年の時から「ウクレレ」を習っていた。
小学生がウクレレとは随分と奇妙な話だが、実はこんな経緯で。

小学1年の時、家族で東京旅行に出かけた。
まだ新幹線もない時代で、寝台車に乗って。
その時、楽器店で見たギターがほしくなって「買ってくれ」と私は駄々をこねた。
すると父が「子供がこんな大きいギターなんか無理や。どうしてもほしいのなら、こっちの小さいのにしろ」と。
ウクレレはギターのおもちゃではないのに、父はわからなかったようだ。
値段も安いし。

結果、ウクレレを東京みやげに持ち帰ったが、さて誰かに教えてもらわねば宝の持ち腐れとなる。
母が調べて、近所にあるバイオリン教室で教えてもらえないかと交渉を。
そこはかなり老いた爺さんが自宅でやっておられるバイオリン教室であり、特別に私はウクレレを習うことになった。
五線譜に譜面を手書きして、丁寧に指導してくださった。
しかし、全ての曲が軍歌だった。
小学2年の私は何もわからずウクレレで軍歌ばかり弾いていた。
家に帰って、三味線の師匠であった祖母が、「芳樹、習ったウクレレを聞かせて」と言われ、私がメロとコードで軍歌を弾きだしたので目を丸くして驚いていた記憶がある。

ウクレレに軍歌は勿論ミスマッチである。
でも、真珠湾攻撃を日本がしたことを思えば、そうとも言えないかも。
老いた先生がウクレレで軍歌ばかりを私に教えたのも、戦争体験からの何かのメッセージがあったのかもしれない。

posted by hagiwarayoshiki at 23:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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