2017年08月22日

目的地に感謝

MIOROSは立地条件からして、有馬への通過点であり、六甲山上への通過点でもある。
山道ドライブして、一休みするポイントとしては最高な場所だと思う。

二年前のオープン当時は、その通過点というのが嫌で目的地にできないものかと散々工夫をした。
テレビや新聞の効果もあり、イベントも続けたせいか、わざわざMIOROSを目的地として来てくださるお客様も多かった。

しかし今では目的地にしてくださるのは常連のお客様ばかり。
当然だ。最近イベントもやってないし、何のPR活動もしていないのだから。

ところが今日わざわざMIOROSを目的地として来てくださったお客様が。
小さなお子様連れの二家族で、私はてっきり有馬か六甲山上に向かわれるのか思って「これから、どちらへ?」とお聞きすると、「この店を目指して来たのですよ」と。
有難い!

まだ一歳に満たないお子様が食事中に泣き出した。
お母さんは赤ちゃんを抱いて、厨房にいる私の傍へ。
すると、その赤ちゃんは泣きやんで嬉しそうに私をじっと見つめている。

ほっとされて席に戻ると、また赤ちゃんは泣きだした。
またお母さんは赤ちゃんを抱いて私の傍へ。
すると、また赤ちゃんは泣きやんで私をじっと見つめる。
その繰り返しが何度も。

聞けば以前にも来ていただいたお客様だとか。(記憶していない私は失格だが)
MIOROSを目的地として来ていただいたのも、その赤ちゃんのお導きだったのかも。

昨日今日と、東六甲展望台を訪れる車は少ないのに、皆さんよく店に来てくださる。
有難い。
思えば、この東六甲展望台には何十年も前からよく立ち寄っていたが、私自身お店の存在を無視してきた。
眼下にパノラマで広がる大阪平野を眺めればそれで充分で、11年前から店が存在していたことすら気にもとめなかった。

立場が逆になると嫌なもので、展望台に来られた方がMIOROSを全く無視されて去って行くのを見ると、「どうなっているのだろう」と思ったりする。
MIOROSが目に入らぬか!・・・と。
が、かつて自分自身がそうだったのだから、それが当たり前なのかもしれない。

謙虚になろう。
MIOROSを無視したり、単なる冷やかしの人は普通なのであって、店で飲食してくださるお客様は特別なのだ・・・と。

でも、やっぱり苛立つかもしれないなぁ。
長年、芸人生活から作家演出の仕事をして、常にこちらを向いてもらえる人生であった。
その甘えが出てしまうのかも・・・。
反省しよう。


posted by hagiwarayoshiki at 00:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする