2017年08月11日

児童販売機

東六甲展望台には自動販売機がずらりと並べてある。
二年前にMIOROSをオープンさせる時、「気になるのが自動販売機ですね。あれは厳しい商売敵ですよ」と、オープン当時お世話になった方から言われた。

山の中にポツリとあるMIOROS。
芦有ドライブウェイの中で、食事をしたりお茶ができるのは唯一MIOROSだけである。
でも展望台に来られた方は、ごく自然に自動販売機へと向かう。
「店(MIOROS)は高い。自動販売機は安い」
そう思うのは当然だろう。
しかし、この自動販売機はバカ高い。
そこで改めてMIOROSに来られる方も。

今日、忙しく接客中の時に「自動販売機で買ったら別の飲み物が出て来ましたよ!どうなっているの!」と、凄い剣幕で来られたオバサンがいた。
「すみません。あれはうちのものではないですよ」と、ご説明した上でとりあえずは現金を支払って立替を。

よくあることだが、考えると何故商売敵のフォローをしなくちゃならないのか。
店内のお客様を待たせてまでやることはないのに、それを自然にやってしまう自分にムカついた。

まぁ、自動販売機を好む人と、MIOROSに来られる方とでは質が違うので仕方ないが。

そうそう。「児童販売機」というテレビ用のコントを書いたことがあった。
機械の中にアルバイトの子供が入っていて、客に対応しては商品を出している仕組み。
そのうち中に入っている子供が「いらっしゃい」とか「それ飲むの?」とか喋り始める。
客は勿論ビックリというお粗末なコント。

商いたるもの、基本は対面販売だと思う。
そんな人間社会の長い歴史を塗り替えて、今や恐ろしい時代になってしまったようだ。

コミュニケーションのない時代。
でも、今日自動販売機の故障で怒ってきたオバサンと会話をしたら笑顔になっていた。
やはり、モノの「売り買い」は「人と人の勝負」でなくてはならないと感じた。




posted by hagiwarayoshiki at 01:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする