2017年06月11日

いざジャマイカへ

さてさて、お約束していたジャマイカでの体験談です。
長くなりそうなので、何回かに分けてお話します。

私がジャイカを訪れたのは、今から20年以上も昔のことなので、今とは随分変わっていると思いますが。

成田から乗った飛行機はいったんアメリカの「ワシントンDC」へ。
そこで、まずは一泊してから翌日「エアージャマイカ」の飛行機でジャマイカに向かった。
乗客はジャマイカ人ばかりなので、勿論全員が黒人。
スチュワーデスも黒人である。
ブラック社会に突然入ったことで、同行していたディレクターはかなりビビっていた。
「何をビビってるの?これから彼等と一週間ご一緒するのだから」
私は初めての黒人社会に入れることにワクワクした。

飛行機は、ジャマイカの第二の都市「モンテゴベイ」の空港に着陸。
空港には、ジャマイカ観光局の女性と、日本大使館の奥さんが待ち受けてくれていた。
早速、今夜宿泊する豪華リゾートホテルに向かい、そこで今後の打ち合わせをすることに。
ホテルの門をくぐった瞬間、ぶったまげた。
余りにもVIPすぎるからである。
部屋にまず案内されたが、広〜い寝室に30畳ほどのリビング。バカでかいバスルームにトイレが二つもあった。(私一人で泊まるのにトイレは一つで充分だが)
部屋を出ると、部屋専用のプライベートプールまである。(15m程の)
映画「007」で観ていた光景そのものだ。(ここは「007」のロケ地としても名高い)

カフェテラスで今後の打ち合わせを。
今回は「ジャマイカのコーヒー園を切り盛りする新婚夫婦」と、もう一本「レゲエ音楽のルーツを探る」という二本撮り。
しかし、少し変だと思いませんか?
このロケに何故こんなリッチなホテルに滞在する意味があるのか。
答えは簡単。私が一度泊まってみたかったから。
今思えば随分と身勝手なロケをやっていたものです。
打ち合わせもそこそこに私はウィンドサーフィンを一人で楽しんだりしていた。(このバカが!)

夕方、モンテゴベイの町を車で案内してもらった。
驚いたのは、道路にたむろしている人の多いことだった。
「みんな家にいるのが嫌なのですよ。貧しくて喧嘩が絶えないし、狭いしね」
観光局の女性は切なそうに呟いた。
そうしていると、街角で喧嘩が始まったようだ。
1分程で百人ほどの野次馬が集まってきた。

「ホテルで働ける人は、超エリート。掃除の人もね。ホテルで働いている人は家にメイドを使っている程なんですよ。でも、そんな仕事にありつけない人がほとんど。この国で成功するには、音楽で名を上げるか、陸上競技で世界記録を作るしかないのです」

確かにジャマイカは奴隷の末裔が多いと聞いてはきたが、ここまで格差社会の厳しさが現実にあるのに驚いた。

翌日、モンテゴベイの空港から10人乗りの小型機で、いざキングストンへと向かった。
間もなくキングストン空港に着陸するという時、上空からキングストンの街並みが見えてきた。
「? 何これ?」
上空から見えたのは、「家並み」とは言えないようなバラックばかりであった。

今から思えば随分といい加減な海外取材だったと思う。
何の下調べもなく、全国ネット二本分を思いつきのように収録しようとしているのだから。

さてさて、キングストンに到着して、取材相手の「UCC」責任者ご夫婦とお会いする訳ですが、私はここでカルチャーショックを何度も受けることになりました。
長くなるので、また次の機会に・・・。




posted by hagiwarayoshiki at 00:06| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする