2017年03月11日

R-1の意味

今日MIOROSに来られた常連のお客様が「R-1ぐらんぷり、見ましたよ。面白かったけどR-1のRって落語のRでしょ?落語とはほど遠いピン芸大会なのに何故R-1なのですか?」と。

幸い(?)店が暇だったので、そのお客様に「R-1ぐらんぷり」がどうして始まったのかというお話をしてしまった。

上方落語の祖といわれている米沢彦八なる人物は江戸時代の中頃、大道芸人からスタートした。
人気歌舞伎役者の物真似や、立体パフォーマンスで人気を呼び、彼の軽口噺は現代の古典落語にも受け継がれているが、ブラックジョークも得意とした。
つまり権力を嘲笑う辻話である。
当時の大坂は庶民の町。侍の数も少なかったので庶民から絶賛された人気者であったようだ。

彼の噺は継承されて「上方落語」となっていった。
しかし、原点である彼の芸そのものは実に今の「R-1芸」そのものだったといえよう。

ゆえに「R-1ぐらんぷり」は落語家の方は身を引かれる場合が多い訳ですが、これぞ上方落語の原点でもある訳なのです。

情報過多の時代になった。
どんどんメディアも新しく変化して、芸人の生き様も変わっていく。
しかし、生のライブを楽しむという文化だけは何とか残ってほしいものである。
posted by hagiwarayoshiki at 01:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする