2016年09月27日

行ってらっしゃい。ハチクマさん

このところ東六甲展望台には連日のようにカメラを構えた人が空を見上げている。
今日、店にも来ていただいたので、何を狙っているのかお聞きしたら「ハチクマです」と。

「ハチクマ」とは鷹であり、夏に信州辺りで卵を生み、幼鳥の子供を連れて遥か南のフィリピンや大陸までこの季節に移動する渡り鳥の一種らしい。
「ハチクマ」とは、その名の通り、スズメバチの巣を襲って餌にしている。
熊よりも凄いらしい。

今日の昼過ぎ、何百羽という「ハチクマ」が南の空へと向かっているのが見えた。
バードウォッチングに詳しいお客様によると、「こんなに近くでハチクマを眺められるポイントは凄い!」と。
高槻や箕面には、連日バードウォッチングの人達が連日集まっているようだが、東六甲展望台こそ最高のポイントだと。
なにしろ標高645メートルなので、渡り鳥の飛ぶ姿が肉眼でもハッキリと見える。
「もったいないですね。これだけの絶好ポイントなのに何故PRしないのですか?」とお叱りを受けてしまった。

「ハチクマ」が次々と飛来して行く。
群れから外れる奴もいた。
「こいつはおそらく体力の限界で、太平洋に落下して死んでしまうのかなぁ」
そう思ったら切なくなってきた。

彼らの飛び方を見ていると、上昇気流に乗れた場合は羽を止めてスイスイと。
でも「アワワ」とばかりに上昇気流に乗れなくなったら羽ばたくしかない。
そこでかなりの体力を消耗するのだろう。

渡り鳥は決して自力だけでは無理なことを知っている。
自然の力を上手に利用して生きている。
ガムシャラに自力で生きようとしても、海にやがて落下して魚の餌食になるだけである。
「ハチクマ」に生き方を教わったような気がした。
ハチクマ.jpg
posted by hagiwarayoshiki at 01:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする