2016年02月22日

飽きない商い

私は飽き性である。
一つのことに持続して行くことが出来ない実に移り気な人間だと思う。
B&Bを一年で辞め、東京ピン芸人として浮気したと思えば故郷に戻って商売を始めた。
そしてまた業界に戻るも、アナーキーな作品とベタな作品を恥ずかし目もなく乱雑に繰り出してきた。

MIOROSをオープンさせて、もうすぐ八ヶ月になる。
数々の新メニューを取り入れ、それなりに満足げであった。

今日は、チャイの注文と、ご当地ラーメンのイートインのお客様が多かった。

思えばMIOROSオープンの際、テレビや新聞の取材で「ユニークなお店」として取り上げていただいたのは、「こだわりのチャイ」と「ご当地ラーメン」であった。

オープン時の初心に思わず引きずり込まれた。
確かに今の時期は「カレーうどん」や「ぜんざい」がよく売れる。
でも、店の看板である「チャイ」と「ご当地ラーメン」はしっかりと店の売りとして誇って行かねばならないと改めて感じた。

私は移り気な人間だが、空も随分と移り気だ。
昨日は大雨で、今朝は晴れていると思いきや午後になって雪が舞った。

六甲山の上にいると、そんな空と勝負しているかのようだ。
気分屋の空に対して、こちらはしっかりと大地に根を下ろしてポリシーを貫かねばならない。

そう思いつつ、「また何か新しく面白いことをやってみよう」と考えてしまう・・・やはり移り気な男である。
「商いは、飽きないこと」
「店たるもの、街の時計のように間違いなくコツコツと同じことを連日刻み続けなければならない」
そう教わったが、所詮私は常にモノ作りをしていないと落ち着かない移り気野郎であるのかも。
posted by hagiwarayoshiki at 01:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月20日

もうすぐR−1ぐらんぷり

今日はMIOROSを5時に閉店させて、R−1ぐらんぷりの制作会議があるので関西テレビへ。
来週、25日に準決勝が行われ、決勝大会の模様は3月6日の夜7時から。

私は準決勝の審査と、決勝当日の「復活ステージ」の審査を今年も任されている。
大切な役目である。
予選を勝ち抜き、準決勝まで駒を進めても、決勝の舞台に上がらないと世間にはアピールできない。
結果、優勝できなくとも、決勝に残れば人生がガラリと変わる場合も多い。
昨年の「とにかく明るい安村」や「厚切りジェイソン」がその例である。

私自身、元ピン芸人だったので、彼等の舞台を見ていると、その気持ちが痛いほど伝わって来る。
私の時代に、もしもR−1ぐらんぷりが開催されていたら、必ず決勝には残っていたと思う。
というのも、その時代ピン芸人と呼ばれる人は数える程しかいなかったから。

過去に自分がやっていたネタを思い出してしまう。
ステージで人気歌手がオナラをする話や、トイレに駆け込もうとしたが、どこも個室は開いてなく、漏らしてしまうというパントマイムのネタ。
あれ?下ネタばかりではないか・・・。

あれから約半世紀。ピン芸人のクオリティはかなり高くなったものだ。
準決勝まで残った人達は、皆さん素晴らしい!
それを評価しないといけないのは酷ではある。

でも、予定調和のように実力もないのに権力によって人気者になるタレントとは違う。
R−1ぐらんぷりで彗星のごとく登場する彼等は自分の力のみで勝ち取っていく。

今年も、未だ無名で日々の生活も苦しいと思われるピン芸人さん達が数多く準決勝まで進んでいる。
またまたこの舞台から明日の人気者が誕生するであろう。




posted by hagiwarayoshiki at 00:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月17日

今頃「テレビ見ましたよ」というお客様が

今日の夕方「テレビで見て来ました」というお客様が来られた。
最近テレビ取材を受けた記憶がないので、よくよく聞いてみると半年前のテレビをご覧になったのだとか。
「テレビでこのお店を見て、行ってみようと思いながら今になってしまいました」と。

私は長年テレビの仕事に関わっていて「テレビなんか一過性のものであり、すぐに忘れられる存在でしかない」と思っていた。
事実、半年前のワイドショーのニュースをどれだけの視聴者が覚えているか疑問である。

広告には「直接広告」と「間接広告」がある。
折込チラシなどは直接広告の典型で、一発広告を出すことで、どれだけの成果があるのかの勝負となる。
一方、間接広告はいわゆるイメージ広告であり、テレビなどで何度も流すことによって、ボディブローのような効果がある。

今のテレビ番組では「街ブラ番組」というジャンルが多い。
なので、各地の商店街のお店は、そんな取材を期待されているらしい。
放送された翌日からお客様が殺到するも、一週間で元の状態に戻るらしい。
折込チラシのような効果である。

なのに、半年前のテレビを見て来られたお客様がいらっしゃることに驚いた。
私がテレビ取材に期待していたのは、すぐに来て貰う訳ではなく(六甲山の有料道路内に位置するので、そんな直接効果は望めないと確信していたので)ぶらりと東六甲展望台にやって来た方が「あれ?この店、テレビで見たことある」という効果であった。
事実、放送から数ヶ月以上経った時に、そんなお客様が随分と多かった。

でも、半年以上も経ってわざわざ目的地としてご来店して頂いたことに感謝!感謝!
posted by hagiwarayoshiki at 01:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする