2016年01月15日

追悼。春団治師匠

春団治師匠がお亡くなりになりになったことを知った。

師匠とは一度だけ私のラジオ番組のゲストとしてお招きして、お話させてもらったことがあった。

「落語の世界は師匠と対面方式で噺を教えていただくそうですが、お父さんから落語を目の前で教えていただくのは、どういう心境でしたか?」
そんな質問をした。
春団治師匠のお父さんは二代目であり、親子関係であった二人が師弟となり、どう変化したかを聞いてみたかった訳である。

「私ね、生まれてからずっと見ていた父親が目の前で落語を演じている。それも私一人の為に。感慨深い思いでしたがね、その父の表情とかが面白すぎて思わず吹き出して笑ってしまったのですよ」
「そ、そんな。お父さん、いや師匠はさぞや怒られたでしょうに」
「いや、父も私の笑いにつられて笑い出しましてね。結局、稽古やめようかとね」

師匠と弟子であり父と子である、実にホンワカしたエピソードをひょうひょうとと語って下さった春団治師匠を大好きになってしまったものである。

                    ー合掌ー

posted by hagiwarayoshiki at 23:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする