2015年10月31日

今日だけがハロウィンでなくても

今日はハロウィン。
若者達が仮装をここぞとばかりに楽しんでいたようだ。

抑圧された日頃の鬱憤晴らしなのか。
流行りに乗っかっているだけなのか。
目立ちたい一心なのだろうか。
とにかく今日だけは変身して自分でない人物になりきってやろうと。

私は、そんな若者を見ていると哀れに思う。
風潮に踊らされなくとも、変身はいつどこでも自分次第で可能なことを今の若者は知らない。

「若者はバカ者である」と決めつけている悪い大人の餌食になっているだけだ。

ハロウィンで今日仮装した人達に申しあげたい。
「あなた達は、いつでも自由なのですよ」と。

365日、メイクして常に変身し続けていても良いのでありますよ。
むしろ、誰もやっていない時に、そのような行動を取ることこそかっこ良いのでありますよ。

「行列の店だから並ぶ」
「閑古鳥が鳴く店だから行かない」
これ全て、この国は基本的に農耕民族であるからして仕方ない訳でありますが、やはり切なくなってしまう。

この国民は、権力者によって全て踊らされているのに、何も気付いていない。
まぁ、そんなことをハロウィンを通じて感じたまでです。

posted by hagiwarayoshiki at 23:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夫婦善哉

肌寒くなってまいりました。
夏にあれだけ売れたソフトも、もうそろそろかと思いきや、「ソフトクリーム、クダサイ」と、米人ファミリーが。
白人が薄着なのも理解できる。彼等は寒さに強い。

昼過ぎ、「ソフトクリーム、ソフトクリーム」と、今度は中国人ファミリーが。
中国の人は甘いもの好き?

そうこうしていると、日本人男性と中国人女性のカップルが。
「ソフトクリームほしくて来たけど、寒いのでやめる」と、中国人女性。
「母さん、せっかく来たのに」と日本人男性。
どうやらご夫婦らしい。
「それなら温かいぜんざいはいかがですか?」
私がオススメすると、
「ぜんざいか、食べたいなぁ」と日本人亭主。
「あなた、また太るから辞めなさいよ」と中国人夫人。

結局、二人して一人前のぜんざいを召し上がった。
仲良く一杯のぜんざいを分けあって食べる姿はいじらしかった。

「美味しかった!アリガト」
夫婦善哉のお二人はにこやかに店を出られた。

国際問題が浮上している今、MIOROSでは甘いもので平和が保たれている。
posted by hagiwarayoshiki at 00:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月29日

岡本喜八監督

昨日のNHK「クローズアップ現代」で、岡本喜八監督の特集をしていた。
岡本喜八監督は、戦争反対を独自の描き方で多くの名作を撮られた方であり、私も大ファンの一人だ。

作家業を始める前に「肉弾」を観て衝撃を受けた。
特にラストシーンは圧巻。
他に「ジャズ大名」「近頃何故かチャールストン」も魅了された映画だった。

一度だけお目にかかったことがある。
といっても、一ファンとして。
場所は池袋文芸地下劇場という小さな映画館で、映画好きの人には当時堪らない劇場。
そこで「岡本喜八監督作品集」が上映され、最後に監督の講演会があった。
私は一番前の席に陣取り、監督にいくつもの質問をした想い出がある。

「精力的に作品を作られておられますが、正直スポンサーも厳しいのでは?」
誠に失礼な私の質問に対して、
「そうです。だから今回の作品は家を抵当に入れて借金して作りましたよ」と。

「監督の脚本は、次に何が飛び出すやらハラハラして面白いですが、全て計算ですか?」
またもの私のバカ質問に、
「脚本を書くのは実に楽しい作業です。夜寝る時、この続きはどうなるのかなぁと眠りにつきます。それが堪らないのですよ」と。

この後、私は作家業を始めることになり、岡本喜八監督の言葉が常に脳裏にあった。
「予定調和の脚本なんて面白くない!」
「作品を作ることはお金ではなく、もっと大切なメッセージパワーなのだ!」

そう肝に銘じて作家業を貫こうとしたが、正直挫折の連続だった。
抵抗したくとも、結局は長いものには巻かれる始末。
岡本喜八監督のようにはいかなかった。

作家業をされている方々は常に同じジレンマに悩まされていると思う。
少し売れて騒がれた時が一番危険かもしれない。
貧乏作家があぶく銭を手にした時、金銭欲に走り、権力によって「嘘つき作家」に身を転じてしまうパターンも多いようだ。

「萩原さんの代表作は?」
そう聞かれることがある。
私なんかに代表作なんかありゃしない。
「そうですね。私の代表作は・・・つまり次作ですよ」
こう答えることにしよう。
これはチャップリンの名言なのですがね。

ウ〜ン・・・ここまでパクれば、やはり私はB級作家なのだろう。
posted by hagiwarayoshiki at 23:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする